マトリョーシカ的日常

ワクワクばらまく明日のブログ。

「ブログを始めて一ヶ月。もうネタがない!助けて!」というあなたへ。

Depressed In Paris....
Depressed In Paris.... / Toni Birrer

どうしよう、ブログに書くネタが見つからない

 ない。どこにも見つからない。僕はよく物を無くすが、たいていの物はどのあたりに落としたか見当がつく。研究室だったり、かばんの中だったり、テレビ付近の棚だったり。しかし時折全く落とした記憶がないことがある。ブログのネタが見つからない現状はまさにそれにあてはまる。

 いったいどこにいってしまったのか。

頭の中身は一年前と変わっていない

 昔の自分に聞いてみようと、過去のmoleskinを開き内容を確認することにした。数式、TODOリスト落書き…。役に立つネタなど落ちていなかった。あるとすれば「金持ちになりたい」だの「クリエイティブになるには」だの「将来の人生プラン(笑)」とか…。あぁ、変わっちゃいない。僕の頭の中身は一年前となにひとつ変わっちゃいないんだ。

 でもブログを本格的に書き始めたのは数ヶ月前だ。頭の中身がろくでもないものだったが、それでも数センチは厚みのある記事を書いている。

ブログのネタは料理と似ている

 ブログのネタは料理と似ているのかもしれない。ある出来事や商品があって、それに独自の視点や考え方を絡めたり足し合わせたり、煮たり焼いたりする。そうか、今の僕は冷蔵庫が卵とタマネギと鶏肉で埋まっており、数週間親子丼を作り続けている状態なのだ。これは飽きるし、いくらおいしい親子丼を作ったとしても体が受け付けない。

 ならば新しい料理を作れば良いのだ。

新しい食材(モノ/体験)を買って新しいメニュー(ネタ/考え)を作る

 新しいメニューを作るには今までにはない新しい食材を得る必要がある。たいていの人は毎日の食材をお金を払って得ている。農家の人も全てが自給自足できる人というのはごくわずかだろう。ブログにおいて新しい食材とはなにか。新商品や、したことがない体験である。話題のKindleを買った、ソファを新しくしてみた、近所にできたおいしいパン屋に行ってみた。何でも良い。

 食材を購入したら、自分の手で調理する。味はあまり気にしない。何回も作っていくうちにうまくなる。ここで重要なのはお金を払うということだ。ネタは無料では落ちてこない。お金を払い、自分の足を動かし、見聞きする。そうすることでネタが生まれて記事が書ける。

 ケチってはいけない。

ちょい足しの付け合わせを作る(定点観測)

 でも僕は大学生であり、お金がない。ケチるなといわれても、毎日300円の昼食代を確保しなければワクワクキャンパスライフをエンジョイできない。そんなときはちょい足しの付け合わせをつくればいい。いつものメニューでも付け合わせを変えるだけで全体のボリュームが増す。

 ブログに置き換えるならば定点観測をすることと言える。例えば万歩計を腰につけて毎日の記事の最後に今日歩いた歩数を記入してみたり、棚に置いてあるサボテンくんの写真をアップロードして成長具合を書くのも楽しい。定点観測の強みは圧倒的物量だ。小さいことでも毎日繰り返し、あとでまとめるとかなりの文章量になる。NAVERまとめに投稿してみてもいいだろう。

おわりに

 いつだったか、今日の料理ビギナーズという本に「ケンタロウのないならないで、あったらあったで」というコーナーがあった。ブログのネタは毎日見つかるわけではない。それでも何かしら記事を書いてみる。写真一枚でもいい。大切なのは毎日更新すること、アウトプットし続けること。

 ないならないで、あったらあったで。それでいいじゃないですか。