マトリョーシカ的日常

ワクワクばらまく明日のブログ。

ただいまとおかえりそして伊坂幸太郎のブックレビュー。

 ただいまです。旅行は楽しかったです。


 

チルドレン (講談社文庫)

チルドレン (講談社文庫)

 読みました。伊坂さんの作品はいろいろと読んだけど、全体的にグレースケール的な印象を抱きます。この「短編集のふりをした長編小説」も例にもれなく、淡いがしっかりと登場人物が動いていて機内の退屈を防げました。
 5つの短編ミステリーで構成されている本書ですが、各話に共通した登場人物が出てきて彼らの人生を切り取って描写しているように思えました。一番好きな話は「イン」ですかね。

 陣内と彼の父親の関係を詳しく知りたかったです。