マトリョーシカ的日常

ワクワクばらまく明日のブログ。

2015-03-01から1ヶ月間の記事一覧

晴れた休日と昭和の喫茶店

週末の過ごし方は大体決まっている。二日のうちどちらかは喫茶店へモーニングを食べにへ行き、もう一日は家でナポリタンをつくる。ナポリタンの話はすでにしたはずなので、今日は喫茶店のほうを話そう。

それほど役に立たない円周率のはなし 後編/「πの話」

円周率をどのように求めるかを研究するにつれて、円周率そのものが何であるかも分かってきた。ギリシアの三大難問のひとつに円積問題がある。これは「与えられた円と同じ面積をもつ正方形を定規とコンパスだけで描けるか」というものだ。

日常生活ではまったく役に立たない円周率の歴史/『πの話』

円周率にはまっている。別に小数点百位まで覚えるとかそういうものではなく、ただ単に円周率の歴史が気になって本を読んでいただけだ。『πの話』の中身は、人類の円周率の発見と分析の歴史である。およそ3の時代からはじまり、幾何的、物理的な計算、そして…

答えより問いに価値あるデザインは/雑誌「WIRED Vol.15」

最適なソリューションなんてどこにもないのかもしれない。僕らが求めているのは答えよりも問いそのものであって、空が青い理由を知ることよりも、青い空を眺める余裕を持つことのほうが重要だったりする。そんな休日だった。

ナポリタンとコーヒーと、私と仕事

つくりすぎた。 一つ前は何について書いていたのか。ダムナーティオ・メモリアエの苦しみを味わった私は、現在睡魔と闘っている。部屋は丁寧に梱包されている段ボールの中のようで、淡々とした空気が流れている。この一週間はいろいろあったようで、何もなか…

そこらへんの記録抹殺刑(ダムナーティオ・メモリアエ)/ローマ人の物語23

七十九年、ヴェスパシアヌスの死後、息子のティトゥスが帝位につく。よきことをしようと努めたが、ヴェスヴィオ火山の噴火やローマ大火、疫病の処理に追われていたら倒れた。 八十一年、弟のドミティアヌスが兄に代わる。在位十五年の間にインフラ整備や多数…

存在としてのピッコロ、それは「聖なる侵入」

存在について書く、なんて大風呂敷を広げなきゃよかった。その問題は今までに数えきれない哲学者が言い切れない時間を使って考え抜いてきたからだ。彼らがバウムクーヘンの根っこを形づくり、年頃の若者たちが似たりよったりの理想を上書きする。死は生だと…

ingress短歌 その2

すみません、存在の記事はまた次回。今日は短歌を詠ませてください。 二回目も題材は同じだけれど少し生活にかかる部分が増えた。3月の題詠短歌10首および投稿作品ご紹介です - はてな題詠「短歌の目」1.雛 懐のスマホは卵か背を曲げる 雛も私も未だかえらず…

フィボナッチに潜む神、そして「聖なる侵入」

小学生の頃、算数がぞっとするほど苦手だった。三桁同士の足し算や引き算は苦労した。筆算をプリントのあちこちに書き込んで解いていくのだが、毎回違った答えになってしまい焦る。特に繰り下がりの引き算は時間がかかった。「十の位から借りてくる」とかそ…