マトリョーシカ的日常

ワクワクばらまく明日のブログ。

2014-05-01から1ヶ月間の記事一覧

刀としての万年筆、脇差しとしてのボールペン。

日常的に万年筆を使うようになったが、会社にもっていくことは少し抵抗がある。あの新人、いっちょまえに万年筆なんか持ちよってと思われそうだし、なにしろ機械油でぎとぎとになりかねない。 そんなわけで現場ではボールペンが活躍する。ジェットストリーム…

記録と書評 -20140530

また一週間が終わる。機械をいじるようになってから、時間が経つのが早く感じるようになった。単純作業ではなく、自分の頭で考えることができ、体も動かす。とても楽しい。 光速で回転する寿司は、長さが消し飛ぶ。存在しなくなる。僕はありきたりのえんがわ…

書評、読書感想文の書き方

100記事以上書いてきたので公開してみる。 去年からブログで本を紹介してきたが、いつの間にかその数が百を越えていた。ずいぶん前に「あと百冊書いたらノウハウを公開しようかな」*1と言っていたので、今日は書評の書き方を教えようと思う。 *1:【書評】ウ…

【再読】物理の歴史は拡張の歴史。/「物理学はいかに創られたか(上)」

そこには何もない。なにかあるんだけれど、何もない。むつかしい言葉を知っていれば、はっきりと説明できそうな気がする。しかし私は知らない。言葉を持たないことは見えないことと同じ。分かっているのだろうか。

たくさんの感謝と、熱。

昨日で、誕生日プレゼントに頂いた本はすべて紹介した。「誕生日になんかくれ」って言ったところでもらえるはずないと思っていたのに、予想以上にたくさん集まった。本当にありがとうございます。本題おわり。 文脈の海に潜る。誰かの言葉が底のほうに沈んで…

【書評】半沢直樹的な生き方ではいづれ消滅する/「ロスジェネの逆襲」【感想】

地球は生きている。雨の日には特にそう感じる。今朝は小雨が降っていた。通勤に使っている路面はじわりと濡れており、アスファルトの隙間から目玉焼きみたいな花が咲いていた。ねずみの帽子になりそうなピンク色の花もあった。お前そんなところにいたのか、…

【日曜定点観測】どんぶらっこっこでーれ。(20140518~20140524)

あいさつ 80円です。

語彙が増えない「マトリョーシカ的日常」作者に応援のメッセージを!というジャンプの左端。

いっこうに語彙が増えない。語尾も増えない。基本的に僕の文章はだである調で、ときおりですますが混ざったりする。一つの記事に対しては語尾は統一しているがだってばよみたいにあこいつだれか知ってる知ることができると僕と彼女を結びつけるそれが欲しい…

【書評】ポータブル村上春樹と都市的文化空間の需要について/「フルサトをつくる」【感想】

ナリワイの次はフルサト。 フルサトをつくる: 帰れば食うに困らない場所を持つ暮らし方 誕生日に頂いた本の紹介はまだ続く。『フルサトをつくる』は、『ナリワイをつくる』の著者である伊藤洋志さんと、スーパーニートのphaさんが共同で書いた本だ。フルサト…

朽ち果てるサムデイといつかのコーヒー豆

よく分からないという言葉を多用する。便利だからだ。よくは頻度が多い様を表している。分からないはそれとそれを区別することができないことを意味している。別の言葉で書けない。言えない認識できない。そんな感じだ。「よく分からない」を使えば使うほど…

【書評】好きなことから小さく、ゆっくりはじめよう/「月三万円ビジネス」【読書】

『ナリワイをつくる』の師匠 月3万円ビジネス 「月三万円ビジネスなんて、ビジネスとは言えない」。そう思うひともいるだろう。僕もそうだ。カタカナ言葉には仰々しいイメージがついてまわるものだ。これをナリワイと言い換えた人が、以前紹介した『ナリワ…

マトリョーシカっぽいアイコンが欲しい。

先日、自分のアイコンを変更した。今まで使用していたあの白黒のへんな奴は、PATAPONに出てくるキャラクターだ。マトリョーシカとは何も関係がない。これから、自分でなにか商品を売り出すかもしれないし本を書くかもしれない。ブクマ飯もできるかもしれない…

【書評】信じることが大事。/ルーズヴェルトゲーム【感想】

一気読み。 この本も誕生日プレゼントとしていただきました!ありがとうございます! 青島製作所はライバル会社の台頭による業績不振にあえいでいた。新製品も開発されていないため、今はコストカットによってしのぐしかない。その対象は社内の弱小野球部に…

【日曜定点観測】人間万事塞翁がエアリプ。(20140511~20140517)

あいさつ ブランディングだいじに。

ももんが斉藤のひらがなパーティ。

やる気の出ない一日だ。土曜日は僕にとって非常に貴重な存在なのに、自由な時間が与えられているとかえってなにも出来なくなる。明日はカエサルといつものようにカルタゴへ遠征に行く。アルプスの雪はやっと溶けてきたがまだ危ない。海路を使おう。

【書評】心にひとつ、言葉をもつ。/「中原中也詩集」【感想】

誕生日だからなんかくださいと書いたら、ルナさうるす (id:lunasaurus)さんから『中原中也詩集』をいただきました。ありがとうございます。 詩のいいところって言葉をしまっちゃえることだと思うんですよ。気に入ったフレーズを頭の中に保存して、辛いときや…

コーヒーのある生活/サンパウロコーヒー マイルドヨーロピアンブレンド 600g(粉)

毎日のようにコーヒーを入れていると、味によってその日の体調まで分かったりする。薄めに仕上がったときは、心のどこかにせわしない気持ちがある時。反対に濃すぎた日には、落ち込んだりふさぎ込んでいる時だ。 製品によって味は大きく変わるのだが。

【書評】自殺とは生きる意志である。/「自殺について」【感想】

プレゼントありがとうございます。 自殺について (角川ソフィア文庫) 先日、「誕生日に何かください」と言ったら、たくさんのプレゼントが届いた。あまりの数の多さに自分でもびっくりしている。これだけ本があれば今月は自分で買わなくても済むだろう。感謝…

社会人になってもはてなの話題についていきたい。

「反応反射音速光速、反応反射音速光速、反応反射音速光速」と、タイムカードを押した。今日も定時退社だ。新人研修中は定時で帰らせてもらえるのでとてもありがたいのだが、それもあと一週間で終わる。正式な配属は九月になってからだが、これからは残業も…

【再読】敵をきるものなりとおもひて、太刀をとるべし/「五輪書」

構える。 あなたは構えているだろうか。そして何のために構えているのだろうか。宮本武蔵は『五輪書』において、刀はただ構えるのではだめだとしている。 敵をきるものなりとおもひて、太刀をとるべし 刀は人をきるものだ。当たり前のことだが普段はなかなか…

【日曜定点観測】ぶっきらぼうという響きに魅力を感じる(20140504~20140510)

あいさつ いや、それだけなんだけど。

明日誕生日なので何かくださいって話と、僕の生い立ち。

id:kyokucho1989 のまとめ:明日は僕の誕生日です。何かください。→ほしいものリスト

【書評】出口は必ず存在する。存在してしまう。/「1973年のピンボール」【感想】

1973年のピンボール (講談社文庫) また一週間が終わる。四月の浮き足立った気分は落ち着き、一日一日を淡々と過ごすようになった。安定したといえば聞こえはいいが、生活リズムがマンネリ気味になりつつある。朝起きて出社し、退社し、寝る。こんな暮らしが…

このまちだいすき。

社会の時間にNHKのこの町だいすきを観たことがあった。いや、ほんとうにあったのかは分からない。記事が書きやすいように脳内で適当な編集がなされているのかもしれない。しかし今日はこの町だいすきの話をしたいのでこの町だいすきを観たよ!という体ですす…

書評と記録-20140507

連休が明けた。五月病はなんとか免れることが出来た。早寝早起きはそれなりの成果があったらしい。今朝の電車内はきのうまでとは空気が明らかに変わっていた。けだるさもあったが、どきどきそわそわするような感覚も覚えた。

読書記録をとるのなら、京大式カードを使いなさい。まじで使いなさい。

記録をとる 読書は難しい。しかし、記録をとることはそれよりずっと難しい。僕らは一冊の本に目を通すたびに言いたい文脈や、頭の奥に残る風景が積もる。それは都心に降る新雪のようで、積もるたびにすぐに溶けてなくなってしまう。いくら読んだ本を指折り数…

【書評】実直なエンジニアは万年筆を壊さない/「ご冗談でしょう、ファインマンさん(下)【感想】」

万年筆は嘘をつかない。持つ人が悪く扱えば粗末なものになるし、大切にすればいつまでもきれいなインクを流してくれる。

【日曜定点観測】つよみを生かすよ。(20140427~20140503)

あいさつ 犬です。そのうち犬アイコンにしようかな。

雑なGW

帰省アンド帰省アンド帰省。やることがなく、ただただ本を読む。PCもないのでケータイから簡素に更新。まあなんということでしょう。 夜に書き足すかもしれません。 今週のお題「ゴールデンウィーク2014」 帰省?Never Forget?(2007 Ver.)アーティスト: 中森…

【書評】ロボットは嘘がつけるか。/「2001年宇宙の旅」【感想】

決定版 2001年宇宙の旅 (ハヤカワ文庫SF) ヒトザルたちのまえに現れた一体の石碑(モノリス)。それは彼らを特殊な波動によってテストし、今日の人類に進化するきっかけをつくった。それから三百万年後の現在、月の地中で同様のモノリスが発見された。1対4対…