マトリョーシカ的日常

ワクワクばらまく明日のブログ。

2013-07-01から1ヶ月間の記事一覧

【寄稿】文章力のあるラノベみたいな作品/陽気なギャングが地球を回す

はじめに 今回は反社会的中学生の管理人、id:kouas1100さんから寄稿していただきました。いつもは本のリンクはAmazonへ飛びますが、他人のレビューでアフィリエイト料が入るのは嫌だなあと思ったので、読書メーターの感想ページへ飛ぶようになってます。 マ…

【書評】これを読まずに死んだらもったいない!/「そして誰もいなくなった」

超有名小説! そして誰もいなくなった (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫) なぜ今まで読んでいなかったのか、と不思議に思うくらい有名なミステリー小説。孤島に招待された十名の男女が連続殺人事件に巻き込まれる。 童謡の通りに一人、また一人と死んで行き、…

はてなブログを開設した君へ/4つのスタートダッシュでライバルに差をつけろ!

ブログははてなブログが最強 Instagram 「面白そうだからはてなブログをはじめてみた」 おめでとう!君は本当に運がいい。数あるブログサービスの中でもはてなブログは最強だ。はてな内のサービスなのではてブが付きやすい、instagramやyoutube、azmazonなど…

【書評】やられたら、またやられる。自己犠牲による倍返し/「塩狩峠」

Instagram塩狩峠 (新潮文庫) 時代は明治初期。東京で生まれた信夫は父と母、妹が信仰しているキリスト教をよく思っていなかった。しかし友人の吉川や彼の妹であるふじ子、その他にも様々な人との出会いを通して信夫の心は変化していく。そしてふじ子との結納…

【書評】肉じゃがに技術は必要ない!/ケンタロウの和食 ムズカシイことぬき!

Instagramケンタロウの和食 ムズカシイことぬき! (講談社のお料理BOOK) 急に肉が食べたくなった。安い肉をがつがつと。それなら作った方が安上がりだ。以前、ケンタロウさんがおいしい肉じゃがの作り方を紹介していたのを思い出し、ネットで検索してみた。し…

僕と、このブログについて

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【書評】不倫なんて誰も得をしない/「夜明けの街で」

Instagram夜明けの街で (角川文庫) 不倫する男をバカにしていた渡部はひょんなことから同じ会社の派遣社員、秋葉と交際を始めてしまう。妻への発覚を恐れながらも二人の仲は深まっていった。しかし次第に彼女が抱える複雑な事情が見えてくる。十五年前、父親…

無印で買った315円のブックカバーが想像以上に使いやすかった

ブックカバーが欲しかった 僕は書店で必ずカバーをつけてもらうことにしている。本が傷つくと売るときの査定に響くし、やっぱりきれいに本を扱いたい気持ちがあるからだ。そして一回読んだ本はカバーを外して、背表紙が見えるようにしている。本棚に自分の気…

【書評】駆け足レビュー/「ミニ急行ノサップ殺人事件」

お気軽に推理ものを読んでみる ミニ急行「ノサップ」殺人事件 (文春文庫) 時間がないので手短に。 推理ものは登場人物が多かったり、複雑なトリックを仕掛けているイメージがあって読むのがおっくうだった。僕の本棚は軽い小説か、実用書か新書ばかり。そろ…

【書評】人の良い奴はろくな死に方をしない/「ジュリアス・シーザー」

一時間で読めるシェイクスピア ジュリアス・シーザー (光文社古典新訳文庫) 「ブルータス、お前もか」で有名なお話。「ジュリアス・シーザー」はシェイクスピアによって書かれた政治劇、悲劇であり、ローマの有名人ジュリアス・シーザー(カエサル)の暗殺と…

【書評】僕の前世は自由人/「MY NAME IS MEMORY 」

マイ ネーム イズ メモリー (新潮文庫) 千年単位の恋愛 前世の記憶を保ちながら輪廻転生をつづけるダニエルは、はじめの記憶の時に出会ったソフィアを助けられなかったことを悔やんでいた。生まれ変わるたびに彼女の魂を探し、ついに2000年代に同じ高校の生…

今からでもたっぷり書ける!4月始まりのほぼ日手帳を買ってみた

そこらじゅうに罫線のあるノート 今更だが四月始まりのほぼ日手帳を買った。メモ帳はあったがスケジュールを書いておく手帳は持っていなかった。やはり持たないのは不便だと思い、いろいろ調べてみてほぼ日手帳にした。 ほぼ日手帳とは「ほぼ日刊イトイ新聞…

【書評】どんどん失敗してガンガンものを作ろう!/「Made by Hand」

作りたい衝動 Made by Hand ―ポンコツDIYで自分を取り戻す (Make: Japan Books) Arduino作品でおなじみの雑誌「Make」の編集長である、Mark Frauenfelderが自身のDIY体験を書き綴った本。ニワトリ小屋の建築、家庭菜園づくり、エスプレッソマシーンの改造、…

【書評】京都の学生が無駄なことをし続ける青春小説/「四畳半王国見聞録」

四畳半王国見聞録 (新潮文庫) 京都を舞台にしたどうしようもなくくだらない大学生を描いた青春小説。大日本凡人會、四畳半統括委員会、詭弁論部などおかしな集団が出てくる。帯にも書いてあるとおり七つの妄想が詰まった短編集だ。

【書評】十八の時に読んでいたら僕はバックパッカーになっていた/「深夜特急〈1〉香港・マカオ」

バックパッカーのバイブル的存在。 深夜特急〈1〉香港・マカオ (新潮文庫) インドのデリーからロンドンまで乗り合いのバスで行く。それ以外の目的はなく自由気ままに異国をふらつく、一人の男の旅行記。東京からデリーへ行くチケットを予約する際に、途中下…

文房具の侍「野帳」があなたの生活をシンプルで力強くする。

なんでも気兼ねなく書けるように 先日、ホッテントリ入りしていた以下の記事を読んだ。野帳がハイパーカッコ良くて死ぬ - 機械 薄くて丈夫でしかも安い。文房具の侍のような特徴をもつ野帳。生協で一冊150円で売っていたので買ってみることにした。使用して…

【書評】若いときこそ文章を書こう/「20歳の自分に受けさせたい文章講義」

ぐるぐるを書き出そう 20歳の自分に受けさせたい文章講義 (星海社新書) 自分の中にある『ぐるぐる』とした言い表わせないものを表現すること、それが書くということだ。書く技術を身につければ、生涯の大きな財産になる。著者が現場で15年かけて身につけたノ…

【書評】主人公が登場しない物語/「桐島、部活やめるってよ」

桐島、部活やめるってよ (集英社文庫) 一人の高校生、桐島がバレー部を辞めた。ひとつの出来事が周りの生徒に与えた影響を淡々とリアルに描く。桐島の視点で書かれた部分は一切ない。そう、桐島は出てこないのだ。主人公が登場しない物語。新鮮で驚いた。