マトリョーシカ的日常

ワクワクばらまく明日のブログ。

そろそろ自分の可能性に見切りつけたい/「エンジニアの成長戦略」 

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戦略を練る

「エンジニアの成長戦略」を読んだ。id:takumi296(匠習作)さんの著書であり、これからの若いエンジニアに向けてキャリアを作る上での道筋やヒントが書かれている。匠さんは技術士で、企業の生産設備のコンサルタントや、技術士試験対策の講師をしている。ブログでは原発・鉄道の事故や医療機器の法律など幅広い事柄を取り上げていて、すごいなぁと思いながら読んでいる。
 takumi296's diary

 なんにせよ戦略である。私は来月で二十八才になるが、そろそろ自分の可能性に見切りをつける必要がある。残されたリソースを有効に使って、戦略的にスキルを上げなくてはいけない。何がしたいのか。それには何が足りないのか。

ロボットを作って売りたい。

 最近、「自分が何をしたいのか」を考えることが増えた。ノートにもそのような書き込みが多い。そして、その度に「ロボットを作って世界中で売りたい」という結論が出ている。毎回出ている。私は忘れっぽいのだ。実はロボットに関する願望はずいぶん昔からあった。小学生の頃か。ただ、その時は漠然と「作りたいなぁ」と考えていたのだが、近頃は「売りたいなぁ」が加わった。昨今の3Dプリンター等を使ったメイカームーブメントの影響である。


Fusion 360 & exiii

動画に出ているのはexiiiというチームで、3Dプリンターで安価な義手を作っている。こんな風に実際に活動している人たちの動画を見ていると、なんだか自分でもやれそうな気がしてくる。わくわくしてくる。

 というわけで私はロボットを作って売りたい。それには何が必要なのか。答えは簡単で、時間とやる気だった。日々の生活の中で創作の時間を設けるのかを考えよう。やる気の方は目標とゴールを小分けにすることでなんとかごまかしていこう。知識とか技術は必要な時に摂取すればいい。

 具体的な目標を立てよう。いきなりロボットはハードルが高いから、なにか簡単なものを作って売ろう。この前記事にしていたクリップが良い。3Dプリンターで出力して、ばねを取り付ければいいだけだ。売る方法はネットショップにしよう。以前からくだらないものを陳列していてた自分のネットショップ(マトリョーシカ的雑貨店)がある。

 わりと決まった。5月中にクリップを作ってネットショップで販売する。 来月中旬ごろになっても動きが内容だったらケツ叩いてください。

技術士になってみたい

 全然本のことを書いていない。「エンジニアの成長戦略」では、技術士を取得することを勧めている。技術士とは、「科学技術の向上と国民経済の発展に資すること」を目的として作られた資格である。医師や弁護士などの業務独占資格とは異なり、技術士にならないとできない業務があるわけではない。しかし、著者は以下のように述べている。

 技術士になるということは「これからエンジニアとして一生やっていく」と宣言するようなものだ。スタートラインに立つつもりで、技術士に登録するのである。
p147

 技術士の試験は簡単なものではない。だからこそ、試験に向けて勉強して資格を取得することでエンジニアとしての気概というか姿勢を身につけられる気がする。なんだか楽しそうなので、今年は技術士の一次試験を受けてみようと思う。

おわり

 あまり本の紹介をしていない気もするが、とても楽しい本だった。しかし、ただ本を読むだけではダメ。筆者も「実践することのほうがはるかに大事」「ゆっくり本を読んでいる暇はない」と言っている。とにかく、いろいろやってみよう。当面の目標はロボットをつくって売ることと、技術士になること。