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マトリョーシカ的日常

ワクワクばらまく明日のブログ。

Fablab鎌倉へ行き、朝ファブに参加してきた。

駄文

https://instagram.com/p/19ikyEBBBc/

 鎌倉駅で降りた。あたりに高い建物はなく、青空がよく見えた。町は素朴であったが、どこか都会らしさかった。駅を出て紀伊国屋というスーパーの前を右に曲がり、しばらく歩くと左手に酒蔵が見えた。Fablab鎌倉である。Fablabとはオープンなものづくりの場だ。そこには3Dプリンターやレーザーカッターが設置されており、地域の住民が好きなように利用することが出来る。この旅の最大の目的はこのFablab鎌倉へ訪れることだった。


https://instagram.com/p/19n8E8BBJh/


 蔵の中は木造できれいだった。人ひとりが通れる程度の通路を五六歩進むと、十畳程度のスペースに出た。大きな作業台とこれまた大きな薄型テレビが見えた。テレビの右には六角形の木枠が積み重なった不思議なオブジェがかざってあった。左には3Dプリンターがちょこんとたたずんでいた。部屋にはすでに数人の人がいて、なにやら話していた。あいさつをしたがそれ以上何をすることもなく、少しきまずかった。

 ここでは毎週月曜に朝ファブというものを開催している。蔵の掃除を手伝えば、午前中は工作機械を自由に利用することが出来る。一昨年から定期的に行っており、今日が五十一回目になる。時間になると、雑巾掛けがはじまった。だれかが持って来た雑巾を使って辺りを拭く。一階は人が多かったので、二階へ上がった。二階もこれまた楽しげな雰囲気だった。二階というより、屋根裏に近かったそのスペースには数脚の机と木製の椅子が置かれていた。壁には等間隔に穴の空いたボードが下げられていて、穴から飛び出たつまみには工具がきれいにかざってあった。大人が秘密基地を本気で作ったらこんな風になるんだろうな、と思った。

 ひとしきり掃除か終わると、先ほどの作業台の周りに集まって朝の会が始まった。人数は10名ほど。若い人もおじさんもおじいさんもいた。外国の方もいた。はじめに一枚の紙に今日のやりたいことを書いた。私は特に何も用意していなかったので、皆の作業を見学しようと思った。

 自己紹介ののちに作業が始まった。何をしていいか戸惑ったが、周囲のひとの作業を興味深く見ているとそこから話が始まったりした。稲村さんというおじいさんは3Dプリンターを動かしていた。電子レンジくらいの箱の中で、小さなアームが縦横無尽に動いている。「何をつくっているんですか」と質問した。どうやら動力機構をつくっているらしい。3Dプリンターはなんでも作れると思っていたが、欲しい形のまま出力するとうまく部品が組み上がらない時があるらしい。そこでサポートと呼ばれる支えも一緒に出力するのだとか。なるほど。

 後藤さんは茶運び人形を見せてくれた。江戸時代にあったからくり人形を再現したらしい。かわいらしい外見や中の歯車はレーザーカッターでつくったもの。ラチェット機構や進行方向を調整する機構が備わっている。ぜんまいをまわし、人形が持っている台に重しを乗せるとかたかたと前に進んだ。面白い。今は電子ピアノをつくっているらしい。鍵盤を押すと下の電極が通電し、対応する音がなる仕組みだ。

 二階に上がると、駒野さんとMattさんとMattさんが居た。駒野さんは木で作られた立体パズルを見せてくれた。こどもの腰掛けくらいのサイズで、実際に椅子として機能するらしい。中央の木を指で押すとジェンガのようにすぽっと抜けた。ポロポロと他の部品もはずれていく。この木のブロックはレーザーカッターで切ったものを一枚一枚貼付けたものだと言う。Mattさんらも感心していた。

 「なにかつくってみますか?」と駒野さんに聞かれた。え、出来るんですか。やった。

 レーザーカッターで記念品をつくることにした。廃材を利用できるようなので材料費はタダ。機材の使用料として100円/1分がかかるだけだった。(実際の加工は数十秒で終わったので、ほんとに100円で済んだ。)
https://instagram.com/p/19dP4fBBIZ/

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 細かいPCの設定は駒野さんにしていただいた。僕が印刷ボタンをクリックすると、機械がすごい速さで動きそれは出来上がった。自分のブログ名を刻んだだけの木製のバッジだ。それだけだったが、嬉しかった。

 そんな感じで朝ファブは終わり、最後に今日の成果を英語で発表した。僕はFablab is very nice place!と言った。他の人は様々なことを言っていた。

 自由な雰囲気がそこにはあった。僕も何かが出来るんじゃないか、とワクワクしてきた。やっぱりものづくりは楽しい。

 そうしてfablab鎌倉を後にした。

ファブラボ鎌倉 FabLab Kamakura


FabLife ―デジタルファブリケーションから生まれる「つくりかたの未来」 (Make: Japan Books)

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