マトリョーシカ的日常

ワクワクばらまく明日のブログ。

ジューサーなんて三回使えば飽きるから、部屋と同化するやつを買おうよ。無印良品のとか。

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 無性にスムージーが飲みたくなった。適当な野菜やフルーツを入れてスイッチをいれるだけの代物だが、なんだかおいしそうだ。いい感じのジューサーを買おうと思い、無印良品へ行った。ほんとうは家電量販店のほうが品揃えが豊富だし、値段も勉強しているのだろう。僕の無印信仰っぷりは自分でもあきれるくらいだ。言い訳らしくない言い訳をすると、「ジューサーなんて三回使えば飽きるから、部屋と同化するやつを買おうよ。無印良品のとか。」となるが、これはどうでもいいことだった。

 店頭には在庫がなかったので、受付の人に在庫を探してもらった。あった。5000円だった。これでジューサーを飲めないストレスから解放される、と考えれば安い買い物だ。

 家に帰り、牛乳とバナナと林檎を入れてジュースを作った。スイッチを押すと思った以上に大きな音が出た。洗濯機よりうるさいかもしれない。三十秒ほど待つとそれらしい液体ができあがった。コップにいれて飲んだ。泡がうまかった。それ以上でも以下でもなかった。

 全てのものに期待してはいけない。依存してもいけない。僕はスムージーと独立した関係を保っていたいし、彼女もそれを望んでいるはずだ。いずれ飽きる時が来たとしても、部屋の間取りにとけ込めるような容姿がある。大丈夫。なにも怖くない。これは衝動買いではない。