ももんが斉藤のひらがなパーティ。 - マトリョーシカ的日常

　やる気の出ない一日だ。土曜日は僕にとって非常に貴重な存在なのに、自由な時間が与えられているとかえってなにも出来なくなる。明日はカエサルといつものようにカルタゴへ遠征に行く。アルプスの雪はやっと溶けてきたがまだ危ない。海路を使おう。

　午前中は良いスタートがきれた。平日の業務でよごれっちまったさぎょうふくを洗濯し、近くの喫茶店に開店の直後に入店した。店員さんも少し驚いていた。一番安いコーヒーを飲みながら本を読んだ。あまりにも面白く一気に読んでしまった。本を閉じると十二時半だった。店内はにぎわっていた。そこをあとにすると、自転車に乗り町へくり出した。このまちだいすき。

　新玉ねぎと人参とピーマン、安いウィンナーを買った。今日はナポリタンをつくる。家へ帰ると、早速鍋に湯を沸かし、野菜を切り始めた。ここ一年で料理が上手くなった。どういうことが上手いのかははっきりと分からない。しかし野菜はこんこんと音を立てて切れていく。鼻歌を歌いたくなる。

　パスタを八分茹でる。油を引いて熱したフライパンに、薄切りにした玉ねぎ、人参、ピーマンを入れる。じゃーじゃー炒める。柔らかくなったら火を止める。茹で上がったパスタをフライパンへぶち込む。ケチャップと砂糖を適当にかける。出来上がり。

　ナポリタンはコーヒーにあう。信じられないくらいあう。目玉焼きがあればなお良い。古い喫茶店のメニューのようだ。黙々と食す。充実した午前中のハイライト。

　それに比べて、なんだこの午後のていたらくは。ダラダラとネットをするばかりだ。本当は記事を一本書きたかったし、Arduinoの工作もしたかった。ブログのデザインの修正もしたかった。しかし何もできていない。

　仕方がないのかもしれない。いつもこの時間帯は集中できないのだ。わりきろう。

　何を書きたかったのか忘れてしまったが、僕の一日はこうして終わる。

　二年くらいまえの記事みたいだ。懐かしいな。