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マトリョーシカ的日常

ワクワクばらまく明日のブログ。

【書評】やつは犠牲になったのだ……古くから続く積み本消化の因縁……その犠牲にな……/「大恐慌のアメリカ」【感想】

読書

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大恐慌のアメリカ (岩波新書)

 積み本を消化する。一般にこれは未読の本を一読することを指す。しかし僕の場合は読んで記事にしなければ消化とは言わないことにしている。そういうわけでGW中に好きな本を好きなだけ読むために『大恐慌のアメリカ』を記事にしなければならない。

 悪い本ではない。初版は1988年、つまり日本のバブルが崩壊した頃だ。大恐慌時代のアメリカが今の日本の状況によくあてはまっている、と著者は述べ当時のアメリカの混乱ぶりを丁寧に説明している。ルーズベルトを始めとした大統領を紹介し、彼らが何をやったのかも書いている。一人一人個性があって面白い。

 きっと、僕の頭が追いついていないだけなのだ。経済やアメリカの歴史を勉強すればこの本もきっと面白いものになるに違いない。

 印象に残った箇所がひとつだけある。ルーズベルトが就任一週間で成し遂げたことだ。彼はラジオを通して国民に「銀行は潰れないから安心してね」と発信し、禁酒法を改正してお酒が自由に飲めるようにした。

 ルーズヴェルトが成し遂げたことは、正しい経済政策以上に重要なことだった。彼は始めの一週間で国民の心に希望に火をともした。

 「景気が悪いっていのは気分の問題なんですよ」

 池上彰さんがいつかテレビで話していた。景気を良くするには、まずは人の気分から変えなくてはいけない。ルーズベルトはその辺り、自覚していたのだろうか。ちかごろの日本では「景気が良くなってるよ!」とさわいでいるが全く実感がない。社会人になって使えるお金の額は増えたけど大きな買い物をするわけでもないし、よく行く外食は今まで通り松屋だ。コンビニでは高額なデザートが増えたけど、300円のモンブランなんて誰が買うんだよ。買うのか。すげーな。

 何にせよ、僕にはまだ早すぎる本だった。もう少し大人になってから読めばなにかしら受けるものが変わるはずだ。いや、来月二十五になるんですけどね。

 大人にならなくちゃな。

参考

犠牲になったのだ・・・とは (ギセイニナッタノダとは) [単語記事] - ニコニコ大百科

大恐慌のアメリカ (岩波新書)

大恐慌のアメリカ (岩波新書)