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マトリョーシカ的日常

ワクワクばらまく明日のブログ。

【書評】何も取り柄のない新社会人におすすめしたいただ一つの本/「バカでも年収1000万円」【感想】

読書

バカだから強い

http://instagram.com/p/mblcAMhBBR/

バカでも年収1000万円

 四月に入り、新社会人向けのエントリーが増えてきた。新社会人に読んでほしいビジネス書○選と銘打って何冊かの本を紹介している記事もある。しかしビジネス書はいくつも紹介するほどのものではない。どれも書いてあることは同じだからだ。それをいろんな人が様々な切り口で言い換えているに過ぎない。ビジネス書は一冊読めば十分なのだ。

 じゃあ何を読めば良いか。僕が勧めるのがこの「バカでも年収1000万円」だ。

 著者は自称バカリーマン日本代表の伊藤喜之さん。彼は大学生のときにベンチャー企業の立ち上げに協力するも、リーダーに捨てられて商社に転職する。転職先では日々の倉庫作業に嫌気がさし、大学時代に関わっていたDJイベントを収益化しようと奮起する。それが功を奏し、今では年収1000万円になったという。

 「バカでも」と書いてあるとおり、本に書かれていることは非常に明確かつ簡単ですぐにでもできることばかりだ。七つの習慣やザ・ゴールなど著名な啓発本を時間をかけて読むよりも、文中にある「バカ6大奥義」を駆使したほうがすぐに実生活にも効果がでるはず。


キーワードは「速さ」と「人」

 「その奥義ってどんなやつ?」と気になる人に向けて、以下にバカ6大奥義を書き写してみた。

  1. 「成功の糸は毎週木曜日に降りてくる」 
  2. 「超速行動でエリートたちを置き去りにする」
  3. 「弱点レーダーチャートでどんな大物もやっつける」 
  4. 「99%の人がやらない人に貸しを貯金する技術」  
  5. 「夢や目標を捨てて、身軽になったが勝ち!」 
  6. 「逆さまの法則でアッという間に大成功」 

 名前だけでは内容が分からないものも多いが、どれも実践的なものばかりだ。

 僕はこれらの奥義を読んで、キーワードを考えてみた。それは「速さ」「人」だ。

 まずは速さだ。量より質、質より量という言葉はあるが、彼は何事もスピードが大事だと言う。能力がないのから質も量も他人より劣ってしまう。しかしスピードは手足を速く動かせばいいだけだ。例えば上司に「これ来週までに資料にまとめておいて」と言われたことを30分後に「やりましたよ!」と持っていけば、上司はその速さに驚き評価は上がるだろう。その資料の出来は100点じゃなくてもいい。70点じゃなくても問題ない。50点くらいでいいのだ。何回も質問しに行き内容を充実させていこう。

 速さを生むには迷いを捨てる必要がある。迷いを捨てるには余計な選択肢を極限まで減らすことだ。テレビを見る習慣をなくしたり、セミナーに持っていく名刺を一枚にする。何事もすぐに決断する。松岡修造はレストランのメニューを5秒で選ぶらしい。思考の速さ、行動の速さを高めることはサラリーマンだけでなく、スポーツ選手にとっても重要なものだ。


 つぎに人だ。「周りの人たちのことを考えよう」「コミュニケーションをとろう」とよく言われるが、実際にできる人は少ない。著者は若いうちは銀行ではなく人に貯金をするのが大切だとしている。そのほうが利率がずっと高いからだ。知人や友人が欲しいものやしてもらいたいことを事前にリサーチし、それをサプライズでプレゼントすればきっと喜ばれるだろう。そしてそれは自分に返ってくる。時には自分が与えた金額の倍以上するものをもらえるかもしれない。

 これは決して自分本位の考えではない。どちらも幸せになれる関係を作ろうということだ。Win-Winを考えることは「七つの習慣」にも第四の習慣として書かれている。バカな人間は自分ひとりでは何も出来ない。だからこそ誰かの力を借りなければいけない。力が欲しいときは、対価を差し出す必要がある。しかしそれは対等な対価でなくてもいい。自分では何の価値もないと思っていたことが、相手にとっては純金以上の値打ちがあるかもしれないからだ。

実は立ち読みで読破していた。

 実はこの本の存在は数年前から知っていた。内容はとても面白く、僕は何回か書店に通ってついには立ち読みで読破してしまった。読み終わった後、「超速行動! 人に貸しをつくる!」と意気込んで大学生生活を続けていたがいつの間にかそんなことは忘れてしまっていた。やはり人は身銭を切って買わないと学習できないらしい。

 先週末に書店に平積みになっていたのを見て、えいや!と買ってしまった。中身はほとんど覚えていたが、絶対6大奥義を使うぞと決意するための購入だった。

 この本を読めば年収が必ず1000万円になるという保証はできない。しかし、今よりもずっとワクワクする生活が過ごせるのは確かだ。研修漬けで時間のない新社会人でもさらりと読める。新社会人のみなさん、どうかこの本を読んで「速さ」「人」を念頭に、社会人生活をスタートしてほしい。

 本当におすすめの一冊。

参考

バカリーマンでも年収1000万円稼ぐ6大奥義

バカでも年収1000万円

バカでも年収1000万円