マトリョーシカ的日常

ワクワクばらまく明日のブログ。

僕らははてブの山を登る。

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 はじめはそこに意味らしい意味があった。後で読む、ネタ、増田、炎上、ライフハック。つけたいタグがあった。しかし一段また一段を高みを目指すうちに、本来心にあった罵倒や愚痴や自慢や大喜利は次第に薄らいでいく。僕が山頂を目指すのはなぜだろう。最上段へ行ってなにがしたいというのだ。あなたがそこにいることは誰も気づかない。idコールさえも出来ず、ただブクマ数が増える不毛の大地。

 そう気づいた誰かしかは山頂の一歩手前で歩みを止め誰かにidコールをする。

 idコールは電話よりも特殊な呼びかけだ。それには着信音もバイブレーションもない。ただ右上にひとつ通知がくるだけ。呼ばれた人だけ気づくことが出来る不思議な声。そうして呼びかけた相手とともに、二人は静かな会話をする。はてブの山頂の一歩手前で。

メタブタワーの構造 - あざなえるなわのごとし


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