始めたばかりのゲームのような新生活

　先週末に引っ越しが完了したが部屋はダンボールで溢れかえっていて平穏な日常を取り戻すにはまだ時間がかかる。昨日は研究室を休んでホームセンターへ向かった。カーテンの丈が足りなかったのだ。一般的な窓では200cmくらいが多いと思うが新しい部屋は210cm必要だったのだ。幸いニトリは快く返金に応じてくれたので助かった。その日は転入届も出す予定だったのだが途中でケータイをなくしたり書類を置いてきたりして結局受付時間に間に合わなかった。そして今日も修論のせいで行けなかった。大丈夫かな。

　さらに手違いで冷蔵庫がまだ届いていない。仕方がないので片道二十分の距離にあるコンビニでごはんを買う日々だ。近くには外食店もないので不便なこと極まりないが支出が抑えられるので良いことにする。

　しかし新生活は楽しい。知らない土地を歩きながら店や施設を探っていく。歩くたびに経験値が増える感覚は新鮮で、新しいダンジョンをマッピングするのに似ている。ゲームの初期に広大なマップや膨大なやりこみ項目を目にしてワクワクするような。

　前の部屋を引き払いに行ったついでに以前はよく使っていたコンビニへ足を運んだ。いつもの店員さんが当然ながら居た。いらっしゃいませ。こんな同時性、リアルタイム性のもとに僕は生きているのか。なんて素晴らしいんだ。ブログで確認している人の何千倍もの人が目の前を通りすぎる。僕に寄与しないものがほとんどだ。その中の一握りの人に僕は出会い話し過ごす。

　生きるって面白いな。

キン肉マン 45 (ジャンプコミックス)

カーテン
肉のカーテン。