マトリョーシカ的日常

ワクワクばらまく明日のブログ。

逆向きに考えをすすめるということ

奥深くにある数

 昨日の朝は数学の授業のあと学部生の研究報告を聞いた。昼ご飯を生協で買って自分の机で食べた。孤独のグルメ。広い窓から見える山はもうすっかり雪化粧していて彼らは寒そうだと思った。昼寝をしてからようやく自分の研究に入る。論文たちが表している数式がよくわからないためあっちへこっちへ目を通してみた。しかしさっぱり分からない。仕方がないので前つくったプログラムを動かしてデータをとって発表資料の原稿作成に移った。何を優先すべきかを考える。いまやるべきなのは発表が迫っている自分の発表資料を作ることで数式の証明を探るのはその後からで良い。丸ゴリも言ってた。「赤頭、こいつはとばせちゃだめだ。とばさないのが先で、ボールをとるのはその後でいい」優先順位を考えるのは七つの習慣にも入っている大事なファクターなのだ。

 そういう言い訳をしながら僕は学校を去った。僕にかけられている制約はあまりに厳しい。他の時間の有り余った大学生をみると自分の置かれた現在の状況を嘆いてしまいそうになる。現にいまこの場で嘆いている。クラピカは旅団以外の者を攻撃すると命を失うという超強力な制約と誓約を己にかけて自らの能力をパワーアップさせた。果たして僕のパワーアップはどこになされているのかと考えてみればブログの記事作成のスピードが上がったくらいだ。さすが単純バカの強化系能力者だ。

 ろくでもないことを空想しながらバスに揺られているとふと先ほどまで取り組んでいた数式に光がさした。双対問題。あれは双対問題の条件だったのだ。論文には主問題の式しか書かれていなかったらつい見落としていた。dual problemって確か書いてあったけど、和訳すると双対問題になる。わお。僕は興奮して野帳にさっさささっさと数式を書き込んでふうと一息ついた。

 こんな風にどんなに頑張っても分からなかった問題が時間を置くと十万ドルポンと解法が浮かぶことがある。今回の双対問題の話はいろんなことに応用が効きそうだ。双対問題というのは主問題に対する補題の役割をするもの。北斗と南斗のようなものだと思ってくれれば良い、ちがうか。迷路を入り口からたどるか、出口からたどるかの違いくらいだ。対象としている問題は同じものだが解き方が違うのだ。

 もし今なにか問題につまづいてくじけそうになったらこの歌をくちずさんで欲しい。頭から解いてダメならその完成系をイメージするのだ。そしてそこに行き着くにはなにが必要かを逆向きに考える。あげちゃってもいい、あげちゃってもいいさと考えるんだ。

 今日はさっさと研究を終わらそう。理論とプログラムがメインの僕の研究室はいつまでも研究室に残っている意味なんかないのだ。研究生同士で食べる夕食、金曜夜に開かれる麻雀特別講義、ホワイトボードを使ったマリオカートなど僕には必要ないのだ。(泣きながら)

HUNTER×HUNTER 32 (ジャンプコミックス)
冨樫 義博
集英社 (2012-12-28)

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