マトリョーシカ的日常

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【書評/感想】世界中の宗教観をそこにおいてきた!/「世界がわかる宗教社会学入門」

宗教を嫌う日本人

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世界がわかる宗教社会学入門 (ちくま文庫)

 日本人は宗教が嫌いだ。どの宗派がというわけではなく宗教全般が嫌いなのだ。あなたは何を信じますかと聞かれるとびくっと肩が震えてその人とは距離を置きたくなってしまう。なんとなく怪しいぼんやりと危ないちょっぴり怖い。日本人の宗教観はそんなところだろう。

 それではいけないと気づいた。いまや時代は全世界グローバルオーバーネットワークであらゆる人々と付き合っていかなければいけない。人を知るには彼らのバックグラウンドを理解する必要が出てくる。宗教は彼らの価値観の根底を担っているのだ。学ばねば。

 世界中の宗教のことをざっくり書いてある文庫本が欲しいなといつもの生協に行った。簡単に見つかるわけないかと思いかけたその時ついに僕は発見した。それは言い過ぎたが宗教で背表紙検索をかけていたら引っかかった。宗教社会学入門。東工大の講義のレジュメを本にした形で読んでみるとかなりわかりやすい。重要な用語は太字で書かれていたり解説が付け加えれている。ユダヤ教、キリスト教イスラム仏教儒教。一通りある。わお。

 気づいた人もいるかもしれないが今日の書評記事はいつもと違う。単に僕に残された時間がわずかという理由からだが僕なり頑張ろうと思う。ズイショさんの書き方をまねしてみようやってみるけどあれはあれで難しい。


 本の紹介へ戻ろう。印象に残ったのは禅宗のところだ。禅宗は実技主義で本を読むよりも禅をすることが重視された。修行をしててもいつもの労働が行えたりするので武士の間で流行ったらしい。日本の武士と聞くと宮本武蔵やらむさしやらバガボンドやらいろいろ思い浮かぶ。しかし僕が一番さきに連想したのが彼だった。


集英社コミックカレンダー2014 ONE PIECE(卓上型)


 ゾロ。
 
ロロノア・ゾロ - Wikipedia


 彼の技名やセリフ回しは仏教用語が多い。もしかしたら彼は仏教徒だったのではないか。尾田さんがどこまで設定をねるねるねるねしているか知らないがゾロのバックグランドが少し知れたので嬉しく思えた。そういえばよく禅っぽい修行をしているな彼は。

 他になにか印象に残ったところと言えばプロテスタンティズムが資本主義を作ったというところ。自分だけいい思いをしてはいけないという思想が他のみんなのために生産するという拡大生産を始めて合理化最適化が進み資本主義を生んだという。

 はぁぁ。僕はなんてものをしらない人間なんだ。世界にこれほど知らない事があるなんて。デカルトは学べば学ぶほど自分の無知さに気づいただけと呟いているけど彼でさえそれなら僕は何なのだミジンコ以下か。もっと自分の頭で考えてよと教授にも言われたがそれにはある程度の知識のバックグランドが必要なのではないか。あと絶対的なコミュ力。

 はい今日は終わり。つづきはない。本当に素晴らしい本でもっと読み込めばもっと素敵な部分を話せるのだろうけど時間がないのだ。それなら明日書けばいいではないかだって? 明日は明日書く事があるのだ。今は未定だけどね。