お通し感覚で書評
そうだ、とりあえず何か書こう。ブログを書き始めて僕は自分の考えを発信する心地よさを覚えたけど、twitterを辞めて脳内垂れ流し状態がストップしてからその感覚はより強固なものになった。「白いテキストボックスに文字を打ち込まなくては」という意思があるのか。どうだろう。
図書館戦争シリーズ二作目。内乱と銘打っているだけあって、今作は前作のド派手なアクションシーンはあまりなく、登場人物の内面を深く掘り下げている。特に脇役の小牧、手塚、柴崎の三人。彼らにそれぞれ新しい登場人物がひとりずつ関わってきた。小牧には難聴者の女子高生、手塚には家出した超エリートの兄、柴崎には謎の青年朝比奈。
僕が気に入ったのは最後のシーン。手塚と柴崎がお互いの心のうちを明かす。
あたしさぁ、昔この顔のせいでいろいろあって。まぁどこにでもありふれてるような話なんだけど。そんで恋愛とかすっごくしにくい体質になってんのよね。絶対あたしに興味なさそうな人にしか興味持てなくて、でも興味を持ったら怖くなって、すぐおどけて告白みたいなことしてみて、断られて可能性を潰さないと安心できないの。
(中略)
俺、けっこうすごいブラコンなんだ。昔の兄貴ってすごい出来がよくてかっこよくて、俺も兄貴みたいになるってずっと思ってて、兄貴にこんなことされてんのに、何度も失望されてんのに、まだどっかで期待してるんだよな
有川さんの作品はストーリーうんぬんよりまず人があるんだと思う。登場人物の考えや趣向を設定すると彼らが勝手に動いちゃって話が展開するような。
あと人が多い割にコンパクトにまとまっている気がする。相関図を書いてみてもそんなにごちゃごちゃしていない。すごいなぁ。
適当な感想文になっちったよ。ブログは続けよう。