マトリョーシカ的日常

ワクワクばらまく明日のブログ。

立ち尽くす問い/存在と時間

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 一つの文字を打たねばならない。こうして、文字を「打つ」と表記すると後から修正することができないような印象を持ってしまう。そんなことは全くない。けれども、修正できないのだから、と自身の書き出しの不出来さを弁護することは可能である。良い時にだけ文章をつづろうと考えると、絶対に良い時は訪れないことがわかった。それならば書く頻度を増やし、観測地点を多く設置して、良い時に備えていよう。私はそう考えた。

 存在の意味へ向けられる問いは、もっとも普遍的でもっとも空虚な問いである。しかしその問いのなかには同時に、それ自身が各自の現存在へもっとも痛烈に個別化されてゆくという可能性がひそんでいる。

存在と時間(上) ちくま学芸文庫 p101

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脳が震える短歌

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Karl Fredrickson

tankanome.hateblo.jp
お久しぶりに短歌……デス!


1. 星
 ぬけぬけとぬくぬくの違いは星の温度さレンジを開けた私

2. 吹
 朝から霧吹きかけたような寒さが自転車にあたっては消える

3. はちみつ(蜂蜜、ハチミツも可)
 すーぱーきれいな街並みの人々もややはちみつらしきちみつさ

4. 川
 いっておくけど世界を創造したのは私だぞ感謝しな川

5. 秋刀魚
 対する武蔵は両手に冷凍秋刀魚 天才はしもやけ知らず


テーマ:秋
6.秋風に乗ったゴリラの波動さえ受け流すバナナ大明神

3Dプリンターでコーヒーフィルター用のホルダーを作った。

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Matthew Wiebe | Unsplash


 夏の思い出として3Dプリンターでなにか作ってみることにした。題材はコーヒーフィルター用のホルダー。似たような市販品はある。

カリタ 木製ロシラック 小(101・102用) #44063

カリタ 木製ロシラック 小(101・102用) #44063

けれども、これは私が現在使用しているフィルター(小101)にはすこし大きすぎるらしい。


 ないなら作ろう。

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何かにつけ仮説

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Sweden (by Anders Jildén) 

 自分が自分であることに飽きてきた。他の人はそんなことないのだろうか。生活の中でいろんな人と出会ったり別れたりするが、自分だけはどうあがいても振り切ることができない。それだからときどき、洗面台で顔をあらってふと鏡に目をやるとやっぱり自分がいて、「ああもう」ということがある。いや、ない。いまのは作り話。 

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